阿幾左与庵 ギア内蔵式チューニングペグ -- 阿幾左与庵
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2018/03/10 (Sat) 14:03
ある日ヤフオクにホセ・ラミレスの(贋作?)ラベルが貼ってあるフラメンコギターが出品されていた。
このギターのヘッドストックに取り付けられたペグは木製ではなくて減速比1/4の内蔵ギア式のペグであるということでした。
ん? 
内蔵ギア式のペグ?
こんなものがあるの?
ってググってみたら、バイオリン、チェロなどの弦楽器には既に当たり前のように流通しているようだ。
そりゃ便利ですよね~😄
演奏中に突然緩むこともないし、微調整も楽だし。

ギヤ内蔵糸巻「ペグヘヅ」「パーフェクションペグ」 - ムジカアンティカ湘南

じゃぁギター用もあるんじゃないかと、ムジカアンティカさんにメールしたけど返事がないし、ググっても日本のサイトじゃ見つからなかった。

で、海外サイトで探したんだけど減速ギア内蔵式ペグはドイツとアメリカで作られているみたいで結果PEGHEADSをメインにセラーを探しました。

ペグヘズ社のサイトでは直販されてないし細かい仕様がわからない。

Pegheds.com - The New Revolution in Tuning

↓ とあるギターショップのサイトで仕様が紹介されていた。

For Guitar - PEGHEDS TM

↓ やっと見つけたセラーなんだけど、ショッピングカートに入れて送料を見ると、$200なんてとてつもない送料が表示されるのでメールで問い合わせたら送料は$15 くらいで、カートでなくてPayPal決済で購入できました。
本体は6本で199ドルでした。

PegHed Tuning Machines offered for sale by Savage Classical Guitar


ホムペからPEGHEDSを探すのはとても困難で、ググらないとこのパーツはヒットしません。

購入品のインボイスと取説です。

 img046.jpgimg045.jpg img047.jpg

寸法が記載されていないのでノギスで計測したところ、ネジ部の最大外形が9.75Φでした。

ギターのペグを外して計測しました。

DSC07944.jpg 

もしもギア式ペグが使えなかったときのことを考慮してペグに弦番号を貼ってます。

DSC07945.jpg DSC07946.jpg 

穴の内側には緩み止の青色チョークの粉がこびりついてます。
ビリヤードをなさる方はご存知の、あのキュー先に塗るチョークです。

DSC07947.jpg 

木製のペグ穴は9Φの1/50のテーパー穴です。
尾下昌士(OSHITA MASAHITO) 様製作のギターなのですが、ルシエールの通常の1/30テーパーではなくて機械構造のテーパーピンのテーパーで作製されていました。
 
DSC07996.jpg

そこで10Φのペグリーマーが必要になったのですが、これがまた市販されてません。
いろいろ探してやっとアマゾンで見つけました。

 

 
DSC07997.jpg

ここから先はリーマー作業の記録です。
リーマーの最大径が10Φなので、1mmのボアアップとなります。
ヘッドストックの木材が硬いので、なかなか刃が立ちません。
6穴全部をくり抜くのに4時間ほどかかりました。😅
結構力が要りますので掌や肩が痛くなりました😥



DSC07998.jpg DSC07999.jpg DSC08000.jpg

ここまでくり抜いてやっとペグがねじ込めました。

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やっと完成です。
いやぁ~、いい仕事しましたわねぇ。😆
とっても調律しやすくなりました。

因みにフラメンコギターのペグが木製なのが多いのは、できるだけ軽くてして音の立ち上がりを早くし、同時に余韻を短くしてラスゲアードの歯切れを良くするためなのです。

木製ペグの重量は36g/6本なのに対して、ギア式のペグの重量は84g/6本でしたので、
48gの重量増となりました。

参考

山口広海氏製作クラシックギター 1620g
ヤマハCG182SFフラメンコギター  1510g
尾下昌士氏製作フラメンコギター 1250g


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