阿幾左与庵 目からウロコのラスゲアード -- 阿幾左与庵
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2018/02/06 (Tue) 23:45
 何が目からウロコかと言うと、それはラスゲアードの指使いなのです。
ラスゲアードフラメンコギター特有の奏法で、これを美しく奏でられるとそれだけでプロのような趣が得られます。

1960年頃の楽譜では和音の横に縦波模様が添えられていて低音弦から高音源に向けて右手の小指から薬指、中指、人差し指の順に「じゃらら~ん」と掻き撫でるようにように説明されていました。

1970年代に入るとサビカス様のお陰で4連符、5連符の表記になり、それぞれの指に振り分けられる奏法になりました。
「じゃらら~ん」としたぐちゃぐちゃの音から、「だ・だ・だ・だ・だっ」と弾けるような歯切れのよい音になったのです。

が、いずれにしてもラスゲアードの開始音は小指が弾く音からですのでそれ程強い音をだすことができません。

下図は一般的な教本のラスゲアード奏法の解説です。
楽譜の記載では5連符の最後に人差し指で掻き上げるようになっています。
記譜どおりに弾くと「だ・だ・だ・だ・だっ」とは鳴らないで「だ・だ・だ・だ・ちゃっ」っと響きます。
弾き下ろすときは低音弦から鳴りますが掻き上げるときは高音弦から鳴るので響き方が異なるのです。

プロの演奏を聞くと「だ・だ・だ・だ・だ」と一様に聞こえるのですけどねぇ?
長らくの疑問がJuan Serrano様の楽譜と演奏を聞いて氷解しました。

↓ は一般的なフラメンコギターの教本です。
一般の教本1一般の教本2一般の教本3


これが、Juan Serrano 様の教本です

この譜面のラスゲアードは人差し指から始まっています。
何気なく眺めていて、ハッとしました。
今までの教本と全く違うではありませんか。
これなら、掻き上げる音が混じりませんから「だ・だ・だ・だ・だ」と響くはずです。
5連符は弾けませんが音がパラパラとはっきり別れて響きます。
長年楽譜を信じて独学に近い練習を続けて
きたギター弾きにとってはまさに「目からうろこ」の出来事ではありました。

若い頃、今は亡き三好保彦先生に1年ほど師事しましたが、その時にラスゲアードで小指を勢い良く弾くコツとして次にように教わりました。

「軽く握りこぶしを作り、4本の指を親指に押し付けた状態にして小指から順番に弾き出すと強い音が出せる」

これは親指に押し付けることで一瞬の遅れがでますので自分なりに工夫して前述の5連符ラスゲアードドブレがなんとか弾けるようになっていたのに、やり直すしかないですね。

指に染み付いた反射神経の挙動を根底から覆すべく矯め直しに勤しんでいますが指が攣りそうになりますわ😅

最後にJuan Serrano様の動画を貼り付けましたのでご覧くださいませ。
3分あたりからラスゲアードの奏法を解説なさってます。





YS教本1

Juan Serrano: Flamenco Guitarist Documentary and Concert.



 
 
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